シンケンスタイルに学ぶ家

シンケンスタイルに学ぶ家

新卒から数年間、工務店業を修行した「シンケン」の家づくりが原体験

2020年からイトコー代表を務める伊藤博昭さんは、大学卒業後、鹿児島のシンケンという工務店で数年間、大工や設計などの修行をしている。シンケンはその 高い設計力と美しいデザインで当時から業界では有名な会社。シンケンの自然素材を使った開放的な家づくりはイトコーの目指す「自然とともに健康的に暮らす家」とも非常に近く、たくさんの影響を受けたという。 「だから自宅をつくる時は、自然にシンケンの迫社長にプランを依頼することになりました。自分が目指している家づくりをしている人にお願いしたくて」 という伊藤さん。イトコーではいちど愛知に迫社長のプランの家を建てたこともあり(こちらで紹介)、忙しい中を何とかお願いできたのだという。
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完成直後の板壁が印象的な外観
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植栽に癒されるアプローチ
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東に吹き抜けを設けて大きな窓からたくさん朝日を浴びることができるというイトコーのこだわりも採り入れてもらった
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壁にナラ材を使用した書斎
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玄関から書斎スペースを見る
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書斎として使用している部屋
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ギャッベも川畑さんに見立ててもらったのだそう
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2016 年、隣の会長宅と自宅を繋ぐウッドデッキに半外空間GOOD-TIME PLACE をつくった。食事などで3 世代で気軽に集まる機会が増えたそう
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左奥に見えるのは伊藤さんの実家
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見ているだけで楽しくなってくる空間
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天井の一部がポリカーボネートになっているので明るい中で作業できる
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照明もオシャレ
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完成直後の写真
「プランは迫社長と一緒に練り、その過程は大変勉強になりました。そうして現場が始まった時に、当時福岡に進出したばかりのシンケンの物件を見せてもらう機会があって、その家のインテリアコーディネートをしていたシンケンの川畑さん(現在DWELL代表)と出会いました。壁に装飾的にナラ材を貼るなど、今までにないセンスを感じたので、わが家の仕上げも手伝ってもらうことにしました」 こうして完成した家は見学会で300人以上の方が見学に来てくれたという。 そしてその3年後、独立したばかりの川畑さんとともに、自宅と隣のお父さんの家とを繋ぐウッドデッキに半外空間「GOOD-TIME PLACE」をつくった。 「この半外空間が好評で、その後たくさんのお客様の家にもつくらせていただきました。それが赤塚山公園の大きなGOOD-TIME PLACEに繋がっていったことも感慨深いです」という伊藤さん。多くの学びとご縁を生んでくれた自宅建築となったようだ。