SDGsへの取り組み

SDGsへの取り組み

 

創業当初のイトコー社屋

イトコーは、駆け出しの大工であった現会長・伊藤正雄によって1950年に創業され、以来、地域工務店として70年間、豊川・豊橋を中心に、家づくりに携わってきました。
創業当時から時代背景は大きく変化していますが、「家は第一に家族の安心・安全を守るものでなければならない。そして、そこに住まうご家族が健康で幸せで豊かな暮らしを営むための器でなければならない」という想いを守り続けてきました。そんなイトコーが「SDGs(Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標)※」というテーマを考えた時、私たちに課された役目は、下記の3つに大きく集約されるだろう、と考えます。

※ 【SDGs(Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標)】とは?
SDGs(エス・ディー・ジーズ:Sustainable Development Goals)は、2015年9月に国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際開発目標です。世界が抱える問題を解決し、持続可能な社会を作るために世界各国が合意した17の目標と169のターゲットから構成され、人間、地球及び繁栄のための行動計画として宣言および目標が掲げられました。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本国内でも多くの企業や団体が積極的に取り組んでいます。

【私たちの目指す「持続可能な開発目標(SDGs)」】

 

(1)使い終わった後は自然に還る素材を可能な限り使用する

赤ちゃんの素肌に触れても安心な自然素材を可能な限り使いたい

日本の豊かな自然環境をいつまでも残す「持続可能な社会」を実現するために、私たちは家づくりにおいては可能な限り、自然素材を使用したいと考えます。
そのことは、家族がいつまでも健康的に過ごせる空間づくりに、そして自然環境を汚すことのない健全な仕事に、繋がっていくと考えます。

(2)次世代へ豊かな暮らしをつなぐ、子どもたちの未来のための家づくり

家族の中に自然と愉しいコミュニケーションが生まれてくるような住まいが理想です

「家族が愉しく健康的に暮らす」ということを考えた時、身体に優しい自然素材を使っているということに加えて大切なことは、家族の一人一人がプライバシーを保てる場所を大切にし、同時に、豊かな集いの場が生まれるように導く「設計プラン」です。
設計プランにこだわった居心地が良く、家族が仲良く暮らせる住まいを生み出すことは、大きな観点で見れば、持続可能な社会を実現するための主役である「子どもたち」が人間形成の過程において健やかに育つために大きな役割を果たしていきます。
私たちの家づくりや環境活動、豊かな暮らしの提案が、子どもたちの健全な成長に関わり、成長した子どもたちが次の世代へとその考えを伝えていくことによって、持続可能な循環型社会が創られていく。
それこそ、私たちイトコーが目指す未来のカタチです。

(3)「家づくり」は「地域づくり」。豊かなコミュニティを育む家づくり

安心して過ごせる半外空間から生まれる、小さなコミュニティ

日本古来の住まいには、土間空間や縁側があり、それらは隣近所との何気ないコミュニケーションを通して「コミュニティを育む場所」として機能していました。
イトコーでは、そのような昔ながらのお隣同士の関係、近隣の助け合いが生まれるような空間を、家の中と外を繋ぐ空間に積極的に設けていくことで、豊かな地域コミュニティを現代に復活させたいという願いを持っています。
家づくりを通して豊かな地域コミュニティを生み出すことは、様々な面で地域の「持続可能性」を高め、豊かな故郷を未来に残していくことに繋がる、私たちはそう信じています。

 

【「持続可能な開発目標(SDGs)」への具体的取り組み】

 

全ての人に健康と福祉を

自然素材を活かした木の家づくり

お引き渡し後も、「ご家族が健康で豊かな暮らしを実現してほしい」と願いを込めて、「自然とともに、健康的で愉しい暮らし」をコンセプトに自然素材を活かした木の家づくりをご提案しています。
その中でも野菜作りをもっと身近にするコンテナファームでは、収獲から調理までスムーズな導線をご提案しています。栄養満点の自家製野菜を新鮮なうちに、美味しく食べられる庭づくりです。

自然素材を使う

 
 

質の高い教育をみんなに

子どもたちに自然素材を使ったモノづくりを伝える活動

美しい穂の国(東三河)の山々や素晴らしい環境、またモノづくりの精神を未来に繋いでいきたい。そんな想いから始まった「教室の空気はビタミン材運動」は、子どもたちと一緒に自分の手で教室に杉の間伐材を貼り、山へ行き、森林の現状や木々の役割・効能を体感する活動です。また家づくりを通じてモノづくりの難しさや楽しさ、達成感、職人技を学ぶ「コドモ工務店」は、実際の道具を使い、職人体験を行います。失われつつある技術を未来へ継承しています。

「ビタミン材運動」・「コドモ工務店」

 
 

エネルギーをみんなに そしてクリーンに

太陽の熱・光を有効に活用したクリーンエナジーライフ

イトコーは四半世紀にわたり太陽の熱・光を有効に活用し、既に600ものご家族にクリーンエナジーライフをお届けしてきました。
太陽光はソーラーセルによって電力へ変換、家庭内での電化製品、照明に供給されます。そして熱は熱のまま暖房、給湯に活用することで変換ロスを極力抑えて、CO2削減に寄与することを推進し続けます。
又、太陽熱・光を活用するシステムとパッシブデザインを併用、総合的なクリーンエナジー活用も提案しています。

OMソーラーシステム

 
 

住み続けられるまちづくりを

豊かな暮らしつくる家づくりを、街づくりに発展させる

地域のつくり手として、昔ながらの知恵を活かしながらも新しい技術を積極的に取り入れる姿勢は創業70年の中で受け継いだ変わらない想い。建物の耐震・劣化・耐久性能を確保し、三世代にわたって安心・安全に住まう家づくりをご提案します。それ以上に、そこでの住まう家族や豊かな暮らしの実現にこそ価値があると考え、「自然とともに、健康的で愉しい暮らし」をコンセプトにした暮らしづくりをご提案しています。
豊かな暮らしの実現が街の魅力となり、街づくりへと発展していきます。「ヒト・コト・モノ」発行を通した地域とのつながりが増えることで、これからも豊かな暮らしの提案が広がっていくことを願っています。

ヒト・コト・モノ

 
 

つくる責任 つかう責任

自然素材に新しい価値を

家づくりだけでなく、イトコーはたくさんのステキなモノを創り出しています。今ある資産を生かすリノベーションや建築資材で余ったものに新しい価値を生み出すイトコーブランドwoopは、おもしろいもったいないの気持ちを全面に表現しています。またつくり手側の責任として、いつも近くにある自然素材へのメンテナンスを充実するために教室を開催しています。「教室の空気はビタミン材運動」では間伐材を掲示板に貼るだけでなく、地球環境や木の循環サイクル、木の特性などを子どもの頃から教えることで、地域循環・持続可能な社会への実現を図ります。

「イトコー70周年決起大会」のご報告(woopのご紹介)

 
 

気候変動に具体的な対策を

植栽と先進的な断熱・遮熱技術の導入による省エネ空間の実現

近年では毎年のように、気候変動が要因と思われる自然災害での被害が報道されていますが、夏期における最高気温も我々建築業界を悩ませている要因です。これに対し弊社は受動的(パッシブ)な対策として植栽などによる涼感対策の他、更なる断熱性能の向上、遮熱技術の導入等により室内の居住性向上、能動的な対策として省エネ設備機器の導入による省エネ性・快適性の向上、トータルコストダウンを目指しています。

イトコーの考えるZEH

 
 

陸の豊かさも守ろう

山の豊かさや生態系を守るための試み

美しい穂の国(東三河)の環境を守り、未来へ繋ぐためには、私たちの手で植えた人工林を手入れし、木を使う、健全な森林サイクル機能をさせることが重要です。そのために多くの人たちに、近くの山の木を使った家づくりはもちろん、山の見学会をはじめ、植林、下草刈り活動を続けています。また、市街地の家庭や事務所では植栽や畑づくりなど、土と緑のある空間を提案し、山の豊かさや生態系を守るための持続可能な緑づくりを行っています。

穂の国の森から始まる家づくりの会

 
 

パートナーシップで目標を達成しよう

住まい手、地域、マイスターとの強固なつながりを大切に

私たちの活動は、一つの組織だけでは成り立ちません。家づくりの単位で見ても、選ばれた職人さんがきちんと仕事をする組織イトコーマイズターズや、同じ想いで家づくりを行っている全国の工務店と切磋琢磨しながら、モノづくりが成立します。また、私たちは地域工務店です。持続可能なこの地域を作っていくためには「町医者」のような、いつもそばにいる存在に、私たちはなります。そのためには、行政の方や地域を支えてくれている組織と手を結び、地域を守り、そして活性化できる組織を目指し、魅力あふれる「まち」をつくります。

マイスターズとのつながり

 
 

 
 

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    イトコー社長・伊藤博昭

    イトコー専務からのメッセージ

    2030年に目指すべきゴールはどこか

    イトコーが持続可能な循環型社会をつくることの役割は、
    未来をつくる子どもたちが主役となる家づくりを続けることです。
     

    グローバルな視点に立つと、私たちは「家づくり」は「地域づくり」だと考えています。
    なぜなら家という建物をつくっているだけではなく、そこに住まう家族の「暮らし」をつくり、そしてそれは地域の「コミュニティ」づくりへと繋がっていくからです。
    コミュニティの育成は、昔ながらのお隣同士の関係、近隣の助け合いを通じて、日本人古来から身についているコミュニケーション能力を高めていきます。
     
    イトコーは大工から始まり、工務店として70年間この地域で家づくりに携わってきました。
    創業した1950年当時から、時代背景は大きく変化しています。創業者より変わらず繋いだ想いは、「家は絶対に安心・安全でなければならない。さらに、そこに住まうご家族が健康で幸せで豊かな暮らしをつなげる家づくりをまじめに提案する。」という揺るがない想いでした。
     
    だからこそイトコーは「持続可能な社会」を目指します。
    今ある暮らしで終わらない、次世代へと豊かな暮らしをつないでいける社会をつくりたい、そう強く願っているからです。
     
    そして、持続可能な社会を実現するための主役、「子どもたち」です。
    子どもたちの素晴らしい環境が未来に続くこと。
    それこそ持続可能な循環型社会の大きな役割だと考えています。
     
    ここで重要なのは、その小さなスターの舞台は 「家 」であること。
    まずはそのことを強く認識することです。
    子どもたちの人間形成は、もちろん様々な影響はありますが、多くの時間を過ごしている「家の環境」は間違いなく、大きな影響を受けています。
     
    その「家」を私たちイトコーが手がけていることに悦びを感じ、同時に重大な責任も感じます。
     
    私たちの家づくりや環境活動、豊かな暮らしの提案などで、子どもたちの成長に関わり、成長した子どもたちがその次の子どもたちへと伝えることによって、持続可能な循環型社会が創られていく。
    それこそ、私たちイトコーが目指す未来のカタチです。
     
    「暮らしを愉しもう」
     
    株式会社イトコー 代表取締役社長
    伊藤博昭