こんにちは、広報担当の村瀬です。
先日、豊川里山カーボンニュートラル協議会主催の「バイオマス発電所施設見学」に参加してきました。
施設運営しているのは、サーラeパワー株式会社。
なんと、ここが東三河で初めてのバイオマス発電所なんです!
焼却場からは湯気が出ていました
一番印象に残っているのは、施設内がとても静かで整然していたことです。
発電所のような大きな施設に行くのは、記憶を巡ると人生で2度目でした。
前回はゴミ焼却場へ見学に行ったことがあり、子ども頃だったのでだいぶうっすらした記憶ですが…
その時は施設内の大きな音や、車や働く人が行き来してせわしなかった印象でした。
整然とした施設内
こちらの施設では、騒音に対する建築時の基準が非常に厳しく、かなり高いハードルをクリアしているそうです。
そのため、焼却場の横を歩いて通った際も、騒音はまったく気になりませんでした。
送電コスト削減の工夫も
さて、バイオマスというのは、
バイオ(動植物)×マス(大量の)からうまれた言葉で、生物自然の総称を指します。
これらの生物資源を燃やしたり、ガス化することで発電するのがバイオマス発電です。
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パームやし殻が高く積まれていました
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クルミの殻に似た印象
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焼却場に運ぶ木材チップ
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煙ではなく、湯気なんです
この施設では、パームやし殻や間伐材チップを燃料に燃やして発電しています。
もともとは畑に捨てられたり、埋め立て処理されるはずだったものを燃料としてします。
材料を積み込む現地の港→日本で荷下ろしする港→施設まで、スムーズかつ周辺環境への配慮を検討し、建設場所を決定したそうです。
そういった細かな心遣いも、「地域のために」という想いこそだと感じました。
こちらでは約4万世帯の電力を発電しており、さらにロックダウンなどで燃料を輸入できなくなったときのために、10日分の燃料を保管しています。
東三河の電気のある暮らしを守っている、頼もしい施設でした。
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