稲石 憲俊(メンテナンス)

稲石 憲俊(メンテナンス)

イトコーに1995年に新卒で入社し、現在はメンテナンスチームのリーダーを務める稲石さん。

アフターメンテナンスの現場に同行したうえで、お話を伺いました。
稲石 憲俊(メンテナンス)
定期点検に伺う稲石さん。今回は築20年以上経ったお住まいでした
定期点検に同行させていただき、ありがとうございました。
いつも今回のような流れですか?
そうですね。まず外観や外回りを見て、屋根裏・床下を見て、お客様に気になるところを伺うのがいつもの流れです。

特に大きな問題が無い場合は今回のように30分〜1時間くらいのことが多いですね。
稲石 憲俊(メンテナンス)
社用車の中はきれいに整頓されていました
10年以上前に、アフターメンテナンスの「いとこ会」という制度を始めてからは、多くの住まい手さんに「みのり会員」という有料会員(年会費6,000円で永続的に年1回の点検が受けられるなどの特点がある)を選んでいただいているので、ほとんどのお住まいに毎年点検で伺うようになり、お住まいの状況がこまめに把握できるようになりました。

以前だと、あまり連絡を取り合えていない住まい手さんもいて、「もっと早く対処できていたら手間も費用も抑えられたのに」と悔しい思いをすることもありましたが、「いとこ会」が始まってからは何かあったらすぐに相談していただけるようになり、すごくよかったと思います。
点検の時、床下や小屋裏に入っているのを覗かせてもらいましたが、基礎断熱や、小屋裏もかなりしっかりと断熱がされていて、20年以上前の家でここまでやっているのは珍しいのではと感じました。
稲石 憲俊(メンテナンス)
屋根裏の点検
稲石 憲俊(メンテナンス)
断熱材がぎっしり
この時期のイトコーはOMソーラーを始めていたので、小屋裏と基礎には断熱材をきちんと入れて、隙間はコーキングなどで埋めています。やはりそこをちゃんとやらないとOMソーラーの効きが全然違ってくるので、当時から頑張っていました。
確かに一般的には断熱は重視されていなかった頃からちゃんとやってましたね。
稲石 憲俊(メンテナンス)
こちらにも断熱材がぎっしり
稲石 憲俊(メンテナンス)
真剣な面持ちで点検中
今日の点検でも、建具の滑りが悪いところの相談がありましたが、わざわざ電話して相談するまでもないことでも、点検に来てくれると相談しやすいですね。
「みのり会」で定期点検するようになってからは、何かお困りごとがある時もすぐに相談してもらえるようになったので、かなりの大ごとになってから連絡がくるっていうことはほとんどなくなりました。
例えば、外壁などに使うガルバリウム鋼板は20〜25年経ったら塗り替えが必要なんですが、その時期を過ぎて内部の金属までサビがまわっちゃってから塗り替えても中のサビは止まらないからあまり意味がなくなっちゃうんです。
定期点検させていただければそうした事態が避けられるのが一番いい点ですね。
あとは伺った時に、「子どもが大きくなってきたから部屋の間仕切りをつくりたい」とか「お風呂が古くなってきたから交換したい」とか、そういうお話をいただくことも多いので、住まい手さんが以前より相談しやすくなったんだろうなということはすごく感じています。
稲石 憲俊(メンテナンス)
外回りを確認中
ここからは稲石さんのお話を聞かせてください。イトコーに入社されたのは何年ですか?
イトコーは大学の建築学科を出て、新卒で1995年に入社しました。
入社してから31歳になるまでは現場監督をしていまして、在来工法の家とフォルクスハウス(OMソーラー初期に「木造打ちっ放しの家」として人気だった家)と半々くらいずつ手がけていました。
稲石 憲俊(メンテナンス)
その経験は現在の仕事に活きてそうですね。
そうですね。メンテナンスでは古い家を多くまわりますから、どんな家なのかわかっているのは仕事しやすいです。
現場監督とメンテナンスの仕事の違いはどうですか?
稲石 憲俊(メンテナンス)
現場監督はゼロからつくり上げていく仕事で、途中で色々問題が出てきたりしても乗り越えて完成させる満足感がある仕事でしたね。
それに対してメンテナンスはマイナスの状態になっているものをゼロに戻すというか。そういう仕事ですよね。
住まい手さんから色々と伺って、「これが原因じゃないかな」と原因を予想して、それが当たっていてスムーズに元の状態に戻せた時に良かったなと思いますね。
メンテナンスの仕事はやはり忙しいですか?
サポートチームのメンバーが増えたので以前の本当に忙しかった時よりは少し余裕ができました。
対応できる人が増えたことで住まい手さんの満足度も上がっていると思います。
この仕事は住まい手さんに寄りそうことが一番大事というか、聞き上手が向いている仕事だと思います。
雑談が好きな人が向いているかも(笑)
もっと新しい人に入ってきて欲しいです。
稲石 憲俊(メンテナンス)
最後にプライベートの趣味を伺ってもいいですか?
趣味という趣味はないんですが、子どもがサッカーをやっていて、その応援に行くのが休みの日の楽しみで、一番リラックスできる時間かもしれないです。
稲石 憲俊(メンテナンス)
サッカー中のお子さんの勇姿!