マイホームには戸建てや分譲マンションなど、いくつかの選択肢がありますが、新築一戸建てには「駐車場代がかからない」「管理規約がない」など、マンションにはないメリットがたくさんあります。
ただし、人によってはデメリットと感じてしまうポイントもいくつかあるため、その点をしっかりと理解した上で「新築一戸建てか」「マンションか」どちらにするか、慎重に検討を重ねましょう。
目次
新築一戸建てのメリット
新築一戸建てには、マンションにはない次のようなメリットがあります。
- 管理規約や管理費がない
- 騒音トラブルになりにくい
- 駐車場代がかからない
- 資産価値が残る
1.管理規約や管理費がない
マンションでの暮らしは、いわば共同生活。同じ建物に暮らす人たちが秩序を守り、無用なトラブルを回避するのために管理規約を定め、それを遵守することが求められます。さらに、管理会社が共用部分の掃除やメンテナンスを担うため管理費が発生しますが、美観を維持するためとはいっても、毎月の出費を負担に思う方もいるでしょう。
その点、一戸建ては敷地・建物すべてが自身の所有になるため、管理規約に縛られている、管理費を負担しなければならないというマイナス感情は生まれにくいといえそうです。
2.騒音トラブルになりにくい
マンションでの生活は、つねに騒音トラブルと隣り合わせ。上の階や隣の部屋から聞こえる音・振動にストレスを感じたり、子供やペットが走り回らないよう気を遣ったり。
一戸建ては建物が独立しているため、我が子やペットの声や足音を過度に案じることなく、伸び伸びと暮らせるのがいいですね。
3.駐車場代がかからない
マンションでは駐車場を別契約するのが一般的で、契約したら毎月駐車場代を支払います。立体駐車場を設置している場合には、その維持管理のための費用も負担しなければなりません。
一戸建ての場合、広さに余裕があれば敷地内に駐車スペースをつくれますし、土地全体が自分の所有なので、当然ながら駐車場代を支払う必要もありません。
4.資産価値が残る
投資のためにマンションを買う人がいると考えると、マンションにはそれだけの資産価値があるのかと思ってしまいそうですが、マンションの価格は地価に左右されているにすぎません。
建物は、年数が経つほど価値が下がります。例えば、マンションに多い鉄筋コンクリート造なら47年、木造住宅なら22年を過ぎると資産価値がなくなるといわれています。
参考元:国税庁|主な減価償却資産の耐用年数表
しかし、住宅街にある土地の価値がゼロになることはありませんから、土地付きの一戸建てなら建物が耐用年数を過ぎても、土地の資産価値は残ります。
新築一戸建てのデメリット
新築一戸建てをマンションと比較すると、以下の4つがデメリットとして挙げられます。
- メンテナンス費用がかかる
- 防犯面に不安が残る
- 駅近に住みにくい
- 売却しにくい場合がある
1.メンテナンス費用がかかる
一戸建てを維持するためには、定期的なメンテナンスが必要です。もちろん、マンションもメンテナンスは必要ですが、管理会社に修繕積立金を毎月支払い、それがメンテナンスの費用に充てられるため、一度に大きな修繕費が出ていくことはありません。
一戸建ての場合、新築から10年経過した頃からメンテナンスや修繕の必要な箇所が増えてきます。トータルでかなりの額になることもありますから、あらかじめメンテナンス費用は準備しておきたいですね。
2.防犯面に不安が残る
マンションの場合、エントランスのオートロック機能や防犯カメラ、警報装置など防犯対策も万全ですが、新築一戸建ての場合、どうしても防犯面に不安が残ります。
豊川市の刑法犯の犯罪認知件数は、令和5年で836件です。豊田市の2,449件、岡崎市の2,125件に比べると少なく感じますが、836件のうち550件が窃盗による犯罪であることを考えると、新築一戸建てであっても防犯砂利を敷いたり、防犯カメラを設置したり、死角を作らないようにするなどの防犯対策は必要です。
参考元:愛知県警察本部|令和5年中の犯罪の概況
3.駅近に住みにくい
分譲マンションの多くは駅から近く、交通の便がよい立地にあります。しかし、駅周辺は土地が高く、数も少ないため、一戸建てに住む方は駅から離れた郊外に土地を購入し、家を新築する方がほとんどです。
ただし、電車で長距離通勤しているなど普段から駅を利用しているのでない限り、豊川市は交通網が発達しており、マイカー移動の方も多いので、駅近でないことが必ずしも一戸建てのデメリットになるとは限りません。。
関連記事:豊川市で注文住宅を建てるなら?メリット・デメリットと費用相場
4.売却しにくい場合がある
新築一戸建ては、マンションに比べて売却しにくいといわれています。
マンションは防犯面が充実していることから、ファミリー層や単身者・高齢者などに幅広く人気がありますが、一戸建ては庭の手入れやメンテナンスといった負担がかかるため、マンションよりも需要が少ない傾向にあります。
立地条件や築年数によっては、売却に何年もかかることがあると覚えておきましょう。
マンションにはない新築一戸建ての魅力とは?
人によってメリット・デメリットと感じる点はさまざまですが、新築一戸建てにはマンションにはない多くの魅力があります。それは、自由度が高く、自分が理想とする家を建てられるという点。
外観や空間・インテリアを自由にデザインして、素材にも思いきりこだわって。駐車場だけでなく、ちょっとした庭もあるといいですね。
年数が経ち、建物が古くなってきたら、リフォームやリノベーションで内外観を一新。その時々の家族構成やライフスタイルに合わせて自由にカスタマイズし、より自分らしい暮らしを堪能しましょう!
新築一戸建てを建てるなら工務店のイトコーへ
豊川市で新築一戸建てを建てるなら、工務店のイトコーへご相談を。まずはイトコーの家を知っていただくため、弊社のモデルハウスへお越しください。
2010年に完成した『イトコーモデルハウス』では、年月が経過して味わいが増した床や柱など、マンションでは味わえない一戸建てならではの経年変化を実際にご覧いただけます。
イトコーで建てる一戸建てがどのようなものなのか、新築一戸建てが十数年後にどうなるのか、ぜひご自身の目で確かめてみてください。
まとめ
新築一戸建てには、「管理費がかからない」「騒音トラブルに発展しにくい」など、マンションにはない生活上のメリットがたくさんあります。ただし、建物のメンテナンス費用の準備や防犯面など、不安な点もいくつかあります。
マイホームをご検討の際には、新築一戸建てとマンションの違いを理解した上で、ご家族でしっかりと話し合い、自分たちに合った選択をしてください。