Audit
第三者機関による現場監査
- 第三者機関による監査
- 10回の現場チェック
家づくりの「品質」は、 見えないところで決まる
注文住宅は、ご契約の時点ではまだ存在していない家にお金を払う、特別なお買い物です。「ちゃんと施工されているのか」「本当に図面どおりに仕上がるのか」・・・・・ 完成してからでは確認できないことが、たくさんあります。耐震性も、断熱性も、防水性も、家が完成すれば壁の中に隠れて見ることができません。住宅の「本当の品質」は、施工途中で何が行なわれているかにかかっているのです。
だからこそイトコーは、自社の検査・公的機関の検査に加えて、第三者機関による厳しい現場監査を導入しています。「色々な目」で住まいを見ることで、施工品質を確実に守る。それが、お客様にお引き渡しする住まいへの私たちの責任です。
住宅がつくられる 「環境」をご存じですか?
「公的機関の検査があるから安心」と思われがちですが、住宅がつくられる現場には、想像以上に多くのリスクが潜んでいます。家づくりは、車のように工場で部品をつくって組み立てるものではありません。20〜30種類の業者が関わり、4〜5ヶ月の期間をかけて、屋外の現場で一棟ごとに手作業でつくられていきます。同じ図面でも、関わる職人さんの経験や感覚によって、仕上がりに差が生まれてしまうのが住宅づくりの現実です。
さらに、家づくりの施工管理において、法令で定められている範囲は約18%に過ぎません。共通仕様書や資材メーカーの推奨を加えても、明確な基準があるのは半分以下。残りの約52%は「基準が明確でない」グレー領域で、現場監督や職人さんの経験と感覚に委ねられているのが現状です。「基準がない」ということは、住宅品質が安定して確保されないリスクがあるということ。イトコーはこのグレー領域こそが、品質のばらつきが生まれる原因だと考えています。
また、「公的機関の検査があるから大丈夫」と考える方も多いのですが、「建築確認検査」は設計計画に対して違法性がない建物かを確認するもの、「瑕疵保険検査」は保険付保するための最低条件を満たしているかを確認するもの。いずれも施工品質そのものを細かく確認することが目的ではないため、見落とされる事象が多く存在するのが実態です。さらに瑕疵保険も、結露による水濡れや断熱性能不足、地震・台風による被害などは対象外。すべての瑕疵が保証されるわけではないのです。
- 独自の品質基準
- 10回の現場工程チェック
- 第三者による監査
イトコーが取り組む 「3つのPoint」
イトコーは、住宅品質管理の専門会社による現場監査システムを導入。住宅品質を「自社の検査」「公的機関の検査」だけに頼らず、第三者の目を加えた3段構えで確保しています。具体的に取り組んでいるのは、以下の3つです。
3つの取り組み
「基準が明確でない領域」が約52%もあるという現実に対し、イトコーは法令を上回る独自の施工基準を「標準施工手引書」として整備。設計・現場管理のスタッフはもちろん、協力業者とも常に共有しています。施工の手順や許容範囲が明確に表記されているので、現場管理者や職人の経験やスキルに左右されることなく、統一した判断のもとで品質のばらつきがない住宅を提供できます。
現場管理で一番大切なのは、「これ以上工事を進めてしまうと手直しできない」という主要なタイミングでしっかりチェックすること。基礎底盤コンクリート打設前から建物完成時まで、後戻りのできない10回のタイミングで集中的に現場を確認していきます。基準に適合しないところがあれば改善し、次の工程へ進む。これは「検査」ではなく「監査」という、一段上の品質管理の仕組みです。
イトコーが取り入れているのは、住宅品質管理の専門会社による現場監査システム。お施主様からの信頼と安心を担保するため、品質管理が自社で適正に実施されているかを、あえて第三者の視点から厳しくチェックしてもらっています。定期的な監査報告・データをもとに、日々現場の改善、社内・協力業者のスキル向上を行なっています。
10回の現場工程チェック
基礎工事の着工から建物完成まで、後戻りのできない10回のタイミングで現場をチェック。
それぞれの工程で、何を確認しているのかをご紹介します。
STEP01
- 必須
- 第三者監査実施
基礎底盤コンクリート 打設前
配筋の間隔、鉄筋のかぶり厚、組立精度などを確認。家の土台となる基礎の品質を、コンクリートで覆われる前の最後のタイミングで厳しくチェックします。
STEP02
- 必須
- 第三者監査実施
基礎立上り型枠施工後 コンクリート打設前
基礎立上り部分の配筋・型枠の精度を確認。アンカーボルトの位置や鉄筋の継手の状態など、構造強度に直結するポイントをチェックします。
STEP03
- 必須
- 第三者監査実施
土台据付施工後 床下地施工前
土台と基礎の固定状態、アンカーボルトの位置・締め付け、土台の防腐処理などを確認。床が張られた後では見えなくなる重要工程です。
STEP04
- 必須
- 第三者監査実施
上棟直後屋根 ルーフィング施工完了後
屋根の防水シート(ルーフィング)の施工状態をチェック。屋根材で覆われる前のこのタイミングが、雨漏りリスクを未然に防ぐ最後のチャンスです。
STEP05
- 必須
- 第三者監査実施
構造躯体施工完了後 外壁防水シート施工前
柱・梁・耐力壁・接合金物などの構造躯体の施工状態を確認。家の耐震性を左右する最も重要な工程のひとつを、第三者の目で厳しくチェックします。
STEP06
- 必須
- 第三者監査実施
防水シート施工完了後
外壁の防水シートが正しく施工されているか、特に窓まわりや配管貫通部の防水処理を入念に確認。雨水侵入のリスクをこの段階で完全に断ちます。
STEP07
- 自社
壁・天井断熱材施工完了後 ボード施工前
壁や天井の断熱材が、隙間なく正しく充填されているかを確認。設計通りの断熱性能を発揮するために、ボードで覆われる前にしっかりチェックします。
STEP08
- 自社
内部造作・プラスターボード施工完了後
内装下地の施工精度、造作の納まりを確認。ここから先の仕上げ工程で美しい仕上がりを実現するため、下地段階での精度を入念にチェックします。
STEP09
- 自社
外装施工完了後 仮設足場撤去前
外壁・屋根の仕上がりを足場の上から間近で確認できる最後のタイミング。汚れ・キズ・施工不良がないかを、足場撤去前にしっかり確認します。
STEP10
- 自社
建物完成時
設備の動作確認、内装の仕上がり、清掃状態など、お引き渡し前の最終チェック。お施主様にお渡しする住まいとして、すべてに不備がないかを総点検します。
- お引き渡し時に発行
- 将来も価値ある一冊
未来への安心の証 「現場監査記録書」
監査時に撮影した写真は、一冊の「現場監査記録書」として製本し、お引き渡しの際にお施主様にお渡ししています。この一冊があれば、家のどの部分がいつ・どのような基準でチェックされたかが、写真とともに明確に記録として残ります。将来、リフォームや増改築をする時、また万が一売却される時にも、住まいの品質を客観的に証明できる「価値ある一冊」です。
セカンドオーナー様に安心してご購入いただける履歴にもなる。これは、第三者機関の監査を導入しているからこそお渡しできる、未来への安心の証なのです。
小さな配慮の積み重ねが、 大きな問題を未然に防ぐ
それぞれの分野のプロフェッショナルが集結し、細部にまでこだわり抜いた手作業の家には、人の手だからこそ時には小さなミスも発生してしまいます。その小さなミスの積み重ねが、大きな問題となり、一生に何度もないお買い物が後悔につながってしまうことも、残念ながら世の中にはあります。
そんな後悔を生み出さないために、イトコーは施工工程で細心の注意を払い、小さなミスも見逃さず修正することで品質を確保し、お客様とのご契約でお約束した住宅を確実にお届けするために、全力で取り組んでいます。
「自社で決めた基準」「現場での10回チェック」「第三者の目による監査」── この3つの取り組みが揃ってはじめて、設計図通りの家が、設計図通りの性能で、永くお客様に愛される住まいとして完成するのです。

