眺望と日当たりの良さを求めて
結婚して5年ほど過ぎ、手狭になったマンションの1階からそろそろ引っ越したいね~、それなら家を建てよう!
という夫の意向で家づくりに動き始めました。
ちょうどその頃、ベランダの真向いにあるお宅が家を建て替えて庭木を伐ってしまい、ますます眺望と日当たりに飢えていたこと、
同時に、取り壊した更地から家ができていく様子を間近に見て、刺激を受けたせいもあるかもしれません。
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土地になじむ心地良い家に期待!
他では見学会を重ねても土地が決まらない以上、その先に話が進まなかったのですが、不動産を扱うイトコーさんはこまめに土地情報を送って頂きました。
営業の清水さんは現地で撮った写真を添えてくれたり、時には現地へ案内して周囲の環境も含めた土地のメリットを説明してくれたりと、チラシを見るだけではピンとこないところも実際に暮らすイメージを描くことができ、土地探しに弾みがつきました。一見悪条件でも建て方次第で快適にできること、様々なよさがあることが分かり、イトコーさんなら、ただ家屋を作るだけでない、土地になじむ心地よい家にしてくれるだろう思えました。
結局、近所で見つけた土地に決めたのですが、その際も売主さんの間に入ってお世話をしてもらいました。
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建築前の土地
見学会には何度も足を掃きびましたが、OMソーラーの威力を実感したのが冷たい強風が吹き荒れる冬の見学会でした。
玄関に入った途端、エアコンの暖房とはひと味違うじんわりとしたあたたかさに冷え性の私は感激。
真夏の見学会では部屋全体に自然の風がよく通って暑がりの夫も感心。
これならお互い快適に過ごせそうだと、ますますお任せしたい気持ちが固まっていきました。
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想像を超えた広がり空間に
限られたスペースに書斎を二人分、客間や収納も設けたいと注文したものの、
果たして詰め込めるのか・・・?
設計の小林さんが提案してくれた図面には、「広がり間取り」が炸裂していました。書斎や寝室は最小限のスペースで、その分リビングは広々。
部屋から間続きのベランダやデッキで実際の広さ以上に開放感のある空間、そして斜面の立地を生かし眺望を楽しめるようLDKが2階というのも、ありきたりな間取りを想像していた身には新鮮でした。
さらに夫の希望で、客間とリビングを必要な時だけ仕切れる大きな建具にすることで、2階はより広がりを増しました。 -
2階デッキ
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リビングダイニング〜和室〜ウッドデッキまで視線が伸びていくことで実際以上に広々と感じられる空間に
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建具を開けて広々と使いたい時
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建具を閉じて仕切りたい時
みんなが愉しく家づくりに参加
着工してからも、いい木があったからと現場監督さんがカウンターのテーブル部分を自然木の一枚板にしてくれたり、大工さんが、あると便利だからと棚を付けてくれたりと、こちらでは思い及ばない細かい所に気をきかせてくれて、さすがだなあと感心すると同時に。皆さんが家づくりを楽しんでるなあと感じました。
こちらは期待感の一方で、これでいいのか、コストは大丈夫かと、どうしても不安や迷いが出てきて気持ちのゆとりを無くしがちですが、思えば人生にそうないこと、壁塗りも体験させてもらい、打合せごとに写真を撮っていただいたりと、記念に残る心遣いをありがたく感じています。
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こだわりをあきらめず正解でした
外観については、当初白壁や板を用いたもっと日本家屋らしい雰囲気に憧れていました。
夫はさらに、小屋裏に本棚や天窓をつけたいなどなど際限なく希望を膨らませていましたが、限りある予算で全てを叶えるのは難しい・・・。
そんな中で実現にこぎつけたのがホームシアターの設置と特注の玄関扉。
家の顔の部分だけはこだわりたいと、格子のはまった和風の扉を作ってもらいました。
木製で気密性を持たせるのが難しいようですが、お陰で玄関周りは植栽を含め希望のイメージに仕上がり、
そこまで予算をかけなくても充分なのに・・・と思っていた私も、とても気に入っています。 -
日本家屋の雰囲気を出すためにこだわった格子の扉
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ホームシアターを設置するための壁を設けた
マンションとの違いを味わっています。
住み始めてまず、夜明けと同時に室内が明るいこと、梅雨時でも湿気の少なさに驚きました。
外から帰ってきた時など 部屋を締め切っているのに空気のこもった感じがなく快適。猛暑日も風が通るので、私は冷房無しでもしのげそうです。
さすがに夫は暑さに耐えかねリビングにエアコンを導入しましたが、寝室は土間クールと扇風機の併用で寝苦しさは激減したようです。
これからも冬場のぬくもり具合をはじめ、イトコーさんの家の真価をじっくり味わっていきたいです。
完成までお世話になった皆さまに改めて感謝申し上げると共に、今後ともよろしくお願い申し上げます。
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1階
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2階 キッチン