OMソーラーシステム

OM SOLAR SYSTEM

いつも新鮮な空気なのに、夏は涼しく、冬は暖かい

開放的な吹き抜けも、家全体の温度を整えるOMソーラーシステムがあってこそ可能になる

イトコーが家づくりで20年以上にわたり採用しているOMソーラーシステムは、太陽エネルギーや放射冷却などの自然の力を最大限に生かし、なるべく電気に頼らずに快適な室内環境を実現するためのしくみです。 

冬は、屋根の軒先から集めた外の空気を太陽の熱で暖め、床下のコンクリートに蓄熱することで、家じゅうを陽だまりのような暖かさで包みます。

 

夏は、屋根裏にたまる熱を外に逃がすことで、家の中に熱がたまるのを防ぎます。1台のエアコンの冷気を、効率よく家じゅうに循環させることも可能です。

 

年間を通じて、自然のエネルギーを上手に使いながら、いつも家じゅうに温度を整えた新鮮な空気を取り込めるOMソーラーは、イトコーの「愉しく健康的な家づくり」には欠かせないものです。

【冬の昼間しくみ】

▲冬の冷たい外気を屋根に降り注ぐ太陽の熱などを利用して温め、太陽電池で稼働するハンドリングボックス内の小型ファンで床下に送ります。
床下に送る途中で清浄化された空気が床下に広がり、基礎コンクリートに熱を蓄えながら室内を温めます。
昼間に基礎コンクリートに蓄えられた熱は、夜〜朝にかけてゆっくりと放熱していくので、暖かさが一日中続きます。

 

【夏のしくみ】

▲降り注ぐ太陽光により熱せられた屋根の熱は室温に影響します。
これを防ぐため小屋裏の夏排気口から熱を排出します。この熱はただ排出するだけでなく、貯湯槽の水を温めることに利用できます。
暑さが厳しい場合は、窓を閉めてエアコンをつけ、室内の空気を循環させることで、家中を効率よく冷やすこともできます。
 

 

イトコーがOMソーラーを採用し続ける理由

屋根に見えるのがOMソーラーシステムの集熱パネル

日本の住宅は世界的に見て、断熱性能が低いことがTV・雑誌などのメディアで取り挙げられることが多くなっています。 

冬場、暖房のきいた部屋から無暖房の場所に移動した時の急激な温度差によって引き起こされるヒートショック(失神、ひどい場合には心筋梗塞・脳梗塞などを引き起こします)などの健康への悪影響や、省エネの必要性などの観点から、「高気密・高断熱」の家づくりが日本でも認知されてきたようです。

 

イトコーは、20年以上にわたり、家の中の空調システムとして「OMソーラーシステム」を採用していますが、その考え方は、一般的な「高気密・高断熱」の家づくりとは少し違っています。

 

ちょっとマニアックな話になりますが、健康的に暮らす家づくりを語るうえでは、欠かすことができない大切な話ですので、以下の私たちの考えをお読みいただければと思います。

 

【換気の重要性】

一般的な「高気密・高断熱」の家は、家の中の暖かさ・涼しさを保ちやすい反面、どうしても外との空気の出入りが少なくなります。
それはつまり、「空気が淀み、汚れやすい」ということにつながります。
そのため、「24時間換気」が義務付けられているのですが、換気はエネルギーのロスとなるため、「なるべく最低限の量の空気を入れ換える」という考え方になります。

 

その点、OMソーラーは、外の新鮮な空気を太陽熱で暖めたうえで室内に採り入れるという「暖房もできる換気システム」。
室内の空気は、「快適な温度なのに、いつも新鮮」という理想的な状態が実現するのです。

 

【輻射で暖める】

冬でも裸足で過ごせる快適さ
(窓の下に見えるのは暖かい空気の吹き出し口)

「輻射(ふくしゃ)」とは「物質に蓄えられた熱の放射」のこと。
床暖房や薪ストーブなどは、暖められた物質が放射する熱を利用する「輻射式暖房」です。
輻射式暖房は欧米では一般的ですが、日本ではあまり浸透していません。 

冬のOMソーラーは、輻射熱を利用した床暖房システムになります。
床自体が暖まることで、天井や壁の表面温度も上がり、そこからの放射熱により、室温が低くても寒さを感じにくいという特徴があります。
普通は、室温は23〜25℃くらいないと寒いと感じてしまうのですが、床が25〜30℃もあれば、室温が15℃でも寒さを感じないのです。(※感じ方には個人差があります)

 

イトコーの家にお住まいの方からは、「エアコンは身体の表面だけを温める感じがするのに対し、OMソーラーの床暖房は身体の芯まで温まっている感じがします」とおっしゃっていただくことも多いです。

 

OMソーラーは、冬場、「換気」と「輻射」を同時に実現する唯一の暖房方法。
私たちにとって、理想的な空調システムなのです。