鈴木 宏行(家づくりアドバイザー)

鈴木 宏行(家づくりアドバイザー)

家づくりアドバイザー・鈴木宏行さんの住まいは、実家の敷地内にあるイトコーの「四季と暮らす家」。

「自然や、その中で過ごす生き物たちを観察すること」が3度の飯より大好き!という鈴木さん。
たくさん木を植えて、本格的なビオトープまで自作したお庭で休日を過ごすことを楽しんでいます。

そんな素敵なお庭で、インタビューさせていただきました。
(植物や生き物の固有名詞がたくさん出てきて、とても勉強になりました!)
鈴木 宏行(家づくりアドバイザー)
生き生きと育つ植物たち。普段からお手入れを楽しんでいらっしゃるそうです
ビオトープをつくっちゃうなんて、鈴木さんは本当に自然や生き物が好きなんですね。
こどもの頃から生き物が大好きで、山や川を歩いて自然観察するのが楽しみでした。
家を建てたらもっと身近にいつでも楽しみたいなと思い、庭にビオトープをつくろうと決めていました。
鈴木 宏行(家づくりアドバイザー)
鈴木さんがDIYでつくったビオトープ。中の水がポンプで「濾過槽→上池→下池」と循環しており、池底まで水が透明なのが印象的でした
池の中にはヤリタナゴやメダカ、ヨシノボリなどの小型魚やヤゴなど水生昆虫が観察できます。
あとイモリもたまに出没するのを見ると興奮します。かわいくてたまらないです(笑)
慣れているイモリがエサを食べてくれたり、上池に移動するシーンも見られます。
自然そのままの姿が観察できた時は興奮しますね(笑)かわいいです!
リビングの窓辺にいると、すぐそばまで小鳥が来て水浴びしたり、トカゲが追いかけっこしたり、雨の日には隠れキャラのサワガニが出てきたり、本当に何時間でも見ていられますね。
気がついたら4時間くらい庭を見ていて、妻から白い目で見られたこともあります(笑)
鈴木 宏行(家づくりアドバイザー)
ビオトープ正面から
↓鈴木さんのインスタグラム(@hiroyuki8544)より↓
植木もところ狭しと元気に育っていて、里山を感じさせてくれますね。
野山を歩き回るのが好きなので、その時に出会った景色をイメージして庭づくりをしています。
植物は「生き物が喜んでくれる」ことを基準として選んでいますね。
例えば、クワガタに来てほしいのでコナラを植えようとか、エノキはゴマダラチョウやタマムシの食樹になるので集まってくるかな~とか。
最近はアカメガシワを植えていて、ツユムシやクダマキモドキっていう緑が美しい昆虫の食べ物なので増やしています。
昆虫や鳥が野山で食べ物をついばむ自然の姿を見たいので、庭の木が増えて森のようになってゆくにつれ観察対象が増えるのが楽しいんです。
鈴木 宏行(家づくりアドバイザー)
お手入れをしながら、次はどこに何を植えようかと考えているそう
鈴木 宏行(家づくりアドバイザー)
庭を眺めながら飲むコーヒーの味は格別なんだとか
これだけ自然が好きなら、「自然とともに、愉しく健康的に暮らす」家づくりを目指すイトコーで仕事するのはすごく合っていますね。
はい! イトコーに入社してから実感したことがあります。私は大工だった曽祖父が建てた家で生まれ育ちました。
庭には沢山の木が植わっていて生き物たちがたくさんいて、近隣にも林や小川がありました。
家は自然の素材でできた古民家で、夏は風が気持ちよく、冬は暖かい陽光が入り、葉のそよぐ陰影、花の匂いが香ってくる大好きな家でした。
中学生の頃、街は区画整理されて自然はなくなり、わが家も新建材の家になりました。
そしてだんだんそれが当たり前になっていきました。
このことはずっと忘れていたんです。
イトコーに入社してその家づくりや、「自然と共にある暮らし」という考え方に触れてファンになり、自分で家を持ち暮らしてみて、大好きだった「曽祖父の家」を思い出しました。
イトコーが大切にしている事は、私の想いに合致しているなぁと思います。
鈴木 宏行(家づくりアドバイザー)
リビングからつながるデッキの上にDIYで「ハナレ」を建築中。今から完成が楽しみです
鈴木 宏行(家づくりアドバイザー)
建築中の「ハナレ」横にも素敵なアウトドアリビングになっていきそうなスペースが
そんな感覚が自分の中にあるので、自然を愛する人が多いイトコーのお客様とは打ち解けやすいですし、話もしやすいですね。
自然素材でつくる家の魅力を伝えたり、庭づくりの話だと、例えばここにどんな木を植えるのがいいかみたいな話は盛り上がりますね。
価値観とか志向が合うお客様と仕事ができて、幸せです。
イトコーに入社された経緯はどんな感じだったんですか?
絵を描くのが好きだったので高校卒業後はデザイン専門学校に進学して学んだ事を活かして広告デザイナーになろうとしました。
でも何かやりたい事と違って悩んだんです。
結局、広告制作関連の営業をしていたのですが、激務だったことや自分に合っていないという思いが膨らみ辞めてしまったんです。
「自分は何がしたいのか?」
図書館でぼーっと眺めていてふと気が付いたのが「家」でした。
それから住宅メーカーで営業を4年半、何とか軌道にのってきたとき倒産。
印刷工場で現場の仕事も経験しましたが、「家」の仕事が好きだと確信してイトコーに出会いました。
イトコーの入社試験項目に「アンパンマンを描いて」というものがあり、それで何とか入社させて頂いた感じです。
嬉しかったですし、「自分の得意な事は惜しみなく発揮しよう!」と強く思いました。
鈴木 宏行(家づくりアドバイザー)
鈴木さんの描いたイラスト。色々な機会に絵を描くことがあり、楽しんでいるそう
鈴木 宏行(家づくりアドバイザー)
イトコーで開催するイベントのために描いたイラスト
今の仕事は鈴木さんにとって最高なんじゃないですか?
絵を描く機会もたくさんいただいているし、自然を好きな価値観の合うお客様に木の家の魅力を伝えることもできて、本当にありがたい仕事に就かせてもらっていると感謝しています。
わが家の庭に興味を持っていただけるお客様もいらっしゃるので、今後はそうしたお客様をここにお招きして自然や生き物たちを眺めながら色々とお話しするのもいいかな、と思っています。
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