「ウッドショック」
「ウッドショック」 という言葉を聞かれた方も多いと思います。
発端はアメリカでコロナ禍で木材業界が減産し、供給が減少していたところに、
郊外に住宅を購入する人やリフォームする人が増加。木材需要が急激に高まったことにあります。。
そして同様のことが中国でも起き、世界中で木材供給が滞り、
日本でも輸入木材が不足した結果、国産材の供給もひっ迫。国産材も値上がりしています。
このウッドショックにより、私たち建築業界は大きな影響を受けています。
考えてみると日本の国土の約2/3は森林です。しかし、木材自給率は37.8%(2019年)で
輸入材に頼っています。安い輸入材に頼り、放置される山も増え、国内の木材生産は減少し、
業界では高齢化が進み、人手も不足し、日本の山林業界はますます衰退しているのが現状です。
このウッドショックを機に私たちは国産林業を見直す必要があるのではないかと考えます。